肝臓について

■ヒトの肝臓について知っておこう。

肝臓は人の体重の約1/50程度の重さ、約1kg~1.5kgの重さの内臓器の一つで、横隔膜の下、胃の隣に位置し、右上腹部のほとんどを占めるヒトの体の中で一番大きな臓器です。

約3000億個の細胞から形成される肝臓の働きは、主に[エネルギー貯蔵]や[中間代謝]、[薬物代謝と解毒]、[胆汁の合成と分泌]を行います。その他にも500以上の機能をはたしている非常に高性能で高機能なのが肝臓です。

そのようなヒトの体の中で大きく、さまざまな働きをする肝臓ですが、全体の7割以上が切除しても、正常な肝機能をしている肝臓であれば数か月で元の大きさに戻るほど、強靭で再生力の強い臓器になります。

しかし、強靭であるがゆえ、肝機能の障害や故障などが起きても、胃腸などのように具体的な痛みなどの症状がでるまでには相当悪化するまでわからない場合もあります。

なので、肝臓の機能障害や脂肪肝などの病気は、健康診断などで検査をすることで判明する場合が多いわけです。
悪化すると、脂肪性肝炎から肝硬変、肝臓がんなどに発展する恐れがあります。

肝臓には「動脈」と「静脈」に加えて「門脈」という血管があり、胃腸や膵臓、脾臓といった腹部内の主な臓器からの血液は、心臓に戻る前に門脈を通って肝臓に集まります。

肝臓は肝動脈と門脈という2つの血管より血液が流れ、肝静脈から肝臓の外へ流れる。
冠動脈と門脈から胃腸や脾臓・膵臓といった臓器から肝臓に流れこみ、静脈から心臓に戻っていきます。